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2024年9月16日配信

加藤 有祐

株式会社Agoop 代表取締役社長

Agoop15年とこの先を見据え

(所属や役職は配信当時の情報となります)

2回目の出演となるAgoop。

今年7月に就任した加藤新社長に、コロナ禍において注目を集めたAgoopの人流データ事業

歩くことでコインを取得できるアプリ「アルコイン」について紹介していただきました。

前回からの大きな「変化」は、データ分析基盤の運用をSnowflakeリプレイスしたことで

これによりデータ分析スピードが格段に改善したといいます。

さらには、加藤新社長が力を入れる「防災」への取り組みなど

社会や人々を幸せにする「仕掛け」作りについて、お話を伺いました。

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サービス開始から7年を迎えた「アルコイン」 Snowflakeの導入で「マチレポ」のユーザー評価も向上

今年7月にAgoopの新社長に就任した加藤氏。

2009年のAgoop創業時からメンバーとして参加し、これまで技術開発の中心を担ってきました。

Agoopには2つの大きな事業があります。1つは人流データ事業、コロナ禍で注目を集めた「Agoop調べ」と、

Agoopの認知度を高めるきっかけとなった事業です。

 

Agoopが提供するもう一つの主要なサービスは、B2C向けのアプリ「アルコイン」です。

このアプリは、歩数を管理しながら健康促進を支援する形で、ユーザーの「歩く」情報を収集しています。

このデータは単に個人の健康サポートにとどまらず、店舗の出店戦略や観光地のDX向上に役立てられています。

サービス開始から7年目を迎えたアルコイン。

在宅勤務の増加により歩かなくなったことが社会的課題として浮き彫りになり

さらに「歩かないこと」は病気などの発症リスクが高まるという研究があります。

Agoopでは歩くためのモチベーション作り、そのために「歩く」を「ポイント=価値」に変化する仕組みを、

こうした課題が社会問題化する前の段階で導入していました。

さらに「幅広い世代の人が日常的に取り入れて欲しい」という思いから、アルコインのUIはシンプルな設計にしているといいます。

 

Agoopグループにおけるこの1年で最も大きな出来事の一つとして、技術的な進化が挙げられます。

それは、データ分析基盤をSnowflakeに大規模リプレイスしたことです。

この移行により、従来抱えていた課題が大きく解消されました。

処理が遅くなる問題や、様々なボトルネックが発生していた部分がスムーズに解決されたことで

Agoopが提供している「マチレポ」の人流データの分析速度が大幅に向上。ユーザーからの評価も非常に高くなっているといいます。

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加藤新社長が取り組む「防災」 「社会・人々の幸せを追求する仕掛けを作り」を目指して

 

そして加藤新社長がかねてから注力する分野が「防災」です。

10年前から取り組む分野ではありますが、能登半島地震などを背景に、防災への支援を加速させていきたいと考えています。

防災分野は「マネタイズが難しい」とも言われますが

日本の災害対策の現状を踏まえ、現場での情報不足という深刻な課題に対応するために、人流データの活用は不可欠です。

Agoopの人流データは、能登半島地震での災害支援を最適化するのに役立っており、

この成功例を全国規模で広げることを目指しています。

防災に関する取り組みは、まず使える状態にすることが最優先。

そこでコロナ時代の経験を活かし、初期コストを抑えることで広く普及させることを目指しています。

観光など他の領域への応用も視野に入れており、データを広く活用することで

さまざまな分野で貢献し「データが現場に届かない」または「整備されていない」という問題を解決、

災害時の情報不足を軽減するために、コストを抑えた分析手法の導入にも力を入れています。

その根底にあるのはAgoopのビジョン「社会人々の幸せを追求する仕掛けを作る」ことです。

データを活用して次のステップを踏み出せるような仕組みを提供することがAgoopの目標であり、

持続可能な社会と企業の成長のバランスを追求し、CSRの一環としても、社会的課題の解決にも取り組む姿勢を持っています。

 

位置情報に関して「老舗」ともなるAgoop。

老舗として、今後10年で位置情報データが日本全体の意思決定において当たり前に使われるようになることを目指しています。

AIやその他の先端技術の進化とともに、位置情報技術が日常生活の質を向上させるために努力し

生活レベルの向上に貢献することが目標です。

Agoopの技術力を駆使し、社会全体の幸福に寄与するために、引き続き挑戦を続けていく決意を固めています。

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