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2025年1月27日配信

Market Analyzer® Traffic <位置情報アワード2024 最優秀賞>

株式会社Agoop / 技研商事インターナショナル株式会社

LBMA Japanでは、位置情報データを活用した会員企業の取り組みの中から、

特筆すべきものを「位置情報アワード」として表彰しています。
応募された事例の中から、今回は5事例が優秀賞に選出され、

会員投票の結果2事例が最多得票(同数)にて『最優秀賞』に選出されました。


今回は「Market Analyzer® Traffic」で受賞したAgoop / 技研商事インターナショナルの受賞コメントをお届けします。

2社の強みを重ね合わせることで、高度な分析とともに、より多様な分野でのデータ活用が実現。

サービスの詳細とともに、今後の事業展望についても語って頂きました。

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2社のコラボが生み出したMarket Analyzer® Traffic ふたつの特徴とは

日本では約30年前から利用されているGIS。地図データと多様なデータ分析を組み合わせた強力なツールとして、

小売業や飲食業をはじめとするさまざまな業界でマーケティングに活用されています。

特に店舗展開において、出店候補地の周辺環境や市場状況を可視化することで、戦略的な意思決定をサポートする役割を果たしています。
 

この分野において、長年の経験を持つ技研商事インターナショナル。これまで2000社以上の企業にGISを提供してきました。

そして昨年、主力プロダクトである「Market Analyzer®」に次ぐ新たなプロダクト「Market Analyzer® Traffic」をリリースしました。

GISの機能に加えて、Agoopの人流データを統合した新しいプロダクトです。

 

Agoopでは顧客から「より可視化された状態でデータを見たい」という要望が多く、自社で独自のツールを開発する取り組みも進めていました。そうする中で、業界内での認知度が高く、実績豊富な技研商事の「Market Analyzer®」と統合することで

より迅スピード感もあり、利便性の高いサービス提供が可能になると判断に至り、このコラボが実現しました。

 

「Market Analyzer® Traffic」の大きな特徴は2つあります。ひとつは、道路単位で人流データが収まっていること。

もうひとつの特徴は、日本全国を125m四方のマス目(メッシュ)単位で区分し、それぞれに人流データを搭載している点です。

このコラボレーションにより、より精緻で実用的な市場分析を実現できるようになりました。

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データを「見る」から「アクションにつなげる」 さらなる進化を目指すMarket Analyzer® Traffic

 

道路単位での人流データは、特に店舗や施設の立地戦略において非常に役立ちます。

ユーザーが具体的な店舗の立地を選定する際、Market Analyzer® Trafficで対象となる道路をクリックすると、

時間帯別・交通手段・年代・性別などの属性が瞬時に把握できます。

これにより、単に「このエリアに人は多いか少ないか」といった曖昧な戦略ではなく、

「この時間帯にこの通行量が見込まれるので、広告や店舗戦略をどう調整するか」といった、精緻な戦略立案が可能になります。

 

日本全国が125mメッシュ単位のデータで区分されていることに関しては、

特にチェーン店舗を多店舗展開している企業にとって非常に有用です。

全国規模での人流データを一括で集計し、各店舗の周辺の状況を素早く把握することができます。

従来は、個々の店舗周辺のデータは集計できても、数千店舗にわたるデータを同時に解析することは難しいとされていました。

しかし、Market Analyzer® Trafficでは、全国規模でそのような集計が可能となり、企業の本部で一元的に戦略を立てやすくなります。

 

また、このデータはAIや機械学習と組み合わせて、売上予測モデルを作成する際の教師データとして活用することもできます。

売上予測や店舗戦略の最適化に役立つデータを、広範囲にわたって迅速に集めることができる点など、

特に企業のデータ活用においても利便性の高いものとなっています。

 

さらに、Market Analyzer® Trafficは、自治体や観光業、建設コンサルタントなど、幅広い業界のニーズにも対応できます。

渋滞の対策や、都市開発など、道路計画などにおいても交通データを瞬時に可視化できるので、

今後サービスの活用が広がっていくことが期待されます。

 

2025年、Market Analyzer® Trafficの進化における主要な目標は、

これまで蓄積された人流データや交通データの活用をさらに促進するため、生成AIや機械学習を組み込んだ新しい支援機能を展開することです。これにより、ユーザーがデータを「見る」だけでなく、「アクションにつなげる」部分をよりスムーズに実現できる仕組みを提供します。

 

2025年、Agoopでは位置情報や人流データをさらに幅広い層に利用してもらうため、

簡単かつ直感的に使えるインターフェースやプラットフォームの開発を、今回のコラボ・共創といった形で生み出していきたいと考えています。

技研商事インターナショナルでは、

今回のコラボで、GPSデータとGPSデータ、GISとGISとそれを一元化することができたことは、大きな進化だったと捉えています。今後は、生成AIの活用など、顧客がより簡単に「次に何をすれば良いのか」を判断できるような、提供の仕方に取り組んでいきたいといいます。

共創が生み出した、新たな可能性。今年はどんなプロダクトがリリースされるのでしょうか。

 

関連キーワード:

#GIS #GPS #人流データ #AI

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